データセンター環境のモニタリング - Raritan

インテリジェントPDUの真価:
環境モニタリング

 

データセンター環境のモニタリング


データセンターは推定700億kWhを消費し、これは米国の総消費電力の約1.8%に相当します。それでも十分ではないかのように、将来のエネルギー使用量は増加が見込まれており、多くのデータセンターマネージャーにとって課題となっています。この課題はさらに、多くのデータセンターが現在のエネルギー資源を非効果的に使用しているという事実によって悪化しています。

センサーを用いた環境モニタリングは、既存のコモディティをより効率的に使用することで、こうした課題の解決に役立ちます。

環境センサー

センサーとその種類について理解

リタンの提供する幅広いSmartSensorを用いることで、温度、湿度、エアフロー、気圧、水漏れ、接点閉鎖、近接検知、振動などの環境状態を検出できます。センサーによって、ホットスポットを特定し、機器を最適に冷却し、費用のかかるダウンタイムを防止し、データセンターのセキュリティを維持しながら、リアルタイムの環境アラートを受け取ることができます。

こうしたセンサーは、ラリタンのPXインテリジェントラックPDUシリーズEMXスマートラックコントローラーPXインラインメーターラックトランスファースイッチ、および分岐回路モニターとプラグアンドプレイで対応しているため、あらゆるデータセンター環境に容易に設置/導入できます。


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サーバーの故障を防止

IT機器にとって最適な動作温度を維持

子機器には最適な動作温度があり、「安全温度帯」から外れると故障しやすくなります。例えば、直射日光が当たる場所にスマートフォンを放置したら、熱くなりすぎて電源が落ちます。これと同じ原則が、ミッションクリティカルなITハードウェアにも当てはまります。

コールドアイルとホットアイルの温度をモニタリングすることで、デバイスをピーク動作温度の範囲に維持し、費用のかかる故障や障害を防止できます。


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エネルギー利用を最適化

過冷却や冷却不足を特定

費電力は着実に増加しており、ほんの1度の温度変化も大幅なコスト増につながるため、データセンターの過冷却や冷却不足を見極めることが重要です。データセンターマネージャーは、定められたポイントの温度が1度上がるごとに、エネルギーコストを4%節約できます。データセンター全体でセンサーを増やすことで、きめ細かく正確なデータを入手し、理想的な温度を実現してエネルギーを最大限に節約できます。

インテリジェントPDUは、環境データの収集を通じてこのアイディアをサポートします。またDCIMソフトウェアと組み合わせることで、ユーザーはデータの保存、分析、表示、レポート作成が可能になり、IT環境についてデータを中心とした意思決定を下すことができます。


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ベストプラクティス

環境モニタリングにAHSRAE標準を活用

ータセンター内の環境モニタリングにおいて、ダウンタイムを減らして効率を高めるためには、ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)が温度と湿度に関して提案しているベストプラクティスに従うことが重要です。

温度に関する非常に一般的な誤りは、ラックではなく室内条件に依存することです。温度をより正確に把握するためには、ラックの上部、中央、下部に設置した6つのセンサーを用いて、ラックの前部と後部で測定します。相対湿度は40~60%にすべきであり、湿度が低すぎると静電気放電(ESD)の蓄積につながり、高すぎると腐食が始まって、機器が徐々に損傷します。


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インテリジェントPDUの真価

データセンター内のラック電源インフラを制御することは、全般的な効率や、上流で深刻な結果を招きかねない潜在的な脅威を理解するための第一歩となります。ラリタンのインテリジェントPDUは、単なる配電に留まらない機能によって、電力チェーンの管理を支援します。

インテリジェントPDUの他の問題解決機能について詳しくは、以下をご覧ください。