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SmartSensorは包括的な環境センサーのセットであり、最も正確なデータと知見を運用にもたらすとともに、容易な導入を促進できるよう開発されています。ミッションクリティカルなITハードウェアを担当している場合、IT資産のパフォーマンスや耐用年数に影響を及ぼしたり、低下させたりする環境面の危機を認識することが重要になります。SmartSensorによって、最新のセンサーテクノロジーをホワイトスペース環境に取り付け、Xerus対応コントローラーから直接管理できるようになります。
このセンサーは、リアルタイムの環境アラートを提供し、何らかの異常が生じた場合はすぐに通知し、重大なリスクを修復するためのレスポンスタイムを向上させます。ユーザーはホットスポットを容易に認識し、機器を最適に冷却し、費用のかかるダウンタイムを防止できます。
SmartSensorは既存のラック電源インフラにシームレスに直接接続できるため、大幅にコストを削減しつつ、迅速かつ容易な導入が実現します。センサーは容易にラリタンやそれ以外の電源インフラ に取り付けられるため、導入について懸念する必要がなくなります。また、クラス最高レベルの測定精度によって優れた知見が得られ、スマートかつ実用的な判断が可能になります。
そのほかにも、アップタイムを維持するための高度なラックモニタリングソリューションをご用意しています。
以下のようなメリットがあります。
センサーは最先端の測定コンポーネントの恩恵を受けており、内部チップセットのMTBFは20年を超え、さらに温度センサーは+/- 0.5°C、相対湿度は+/-2.5%という最高の測定精度を実現しています。
SmartSensorは、ラリタンのPXインテリジェントラックPDUシリーズ、EMXスマートラックコントローラー、PXインラインメーター、ラックトランスファースイッチ、分岐回路モニターにプラグアンドプレイで対応しているため、運用を中断することなく極めて容易に、素早く設置/導入できます。
SmartSensorは、リムーバブルセンサーヘッド付きのRJ45コネクターを採用しており、既存ラックへの導入と接続が容易になっています。RJ45センサーヘッドにより、ラックの配線を直すことなくセンサーとの切断/再接続が可能で、保守コストを削減できます。
導入に関して最大限の柔軟性を保証するSmartSensorは、最大32個のセンサーヘッドを、標準のCAT5/6ケーブルで一列に連結して配備することができます。キャビネット内のセンサーの配置場所を容易に計画できるようになり、さらに単一のコントロールデバイスを通じてさまざまな種類のセンサーをデータセンター内の列全体に簡単に装備できます。
温度
DX2-T1は、ラックの前部または後部に設置して、流入する冷気や排出される熱気を監視し、コンテインメント(冷気/熱気の囲い込み)を最適化します。1
振動
DX-VBRは、地震やファンの故障などによる振動を、3軸(x、y、z)に沿って検知します。
水漏れ
DX2-WSF-KIT、DX2-WSC-35-KIT、DX2-WSC-70-KITセンサーは、床上やエリア周辺、液冷ラック上の水漏れを監視します。また、結露も検知できます。
ラックインレット部の温度・湿度
DX2-T3H1は3つのセンサーヘッドをつなぎ合わせており、ASHRAE2のガイドラインに従って冷気インレット部の下、中央、上に簡単に設置できるようになっています。
エアフロー
DX2-AF1は、フリーアクセスフロア下などのプレナムスペースや、穿孔タイルの上などのエアフローを測定します。
空気差圧
DX2-T1DP1はフリーアクセスフロアの上下、またはホットアイルとコールドアイルの空気差圧を測定し、熱リークを防止します。
接点閉鎖
サードパーティーのセンサーと併用されるDX2-CC2デュアルコンタクトクロージャーセンサーは、データセンターの煙検知器と統合され、リスクの高い状況を監視し、ラリタンのXerusプラットフォームを通じてデータを集約します。
1. 温度・湿度センサーの追加オプションもあります。
2. ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)では、IT機器に流入する冷気を、各ラックの下部付近、中央、上部付近で計測することを推奨しています。