ラリタンのハイブリッドラックトランスファースイッチは電気機械式リレーとシリコン制御整流子(SCR)を利用して、2つの電源間で給電を切り替えます。その結果、静止型切り替えスイッチ(STS)よりも低価格で、標準的な自動切り替えスイッチ(ATS)を上回る性能と信頼性を実現しました。
ラリタンのラックトランスファースイッチには以下の特徴があります。
ラリタンが提供する世界初のハイブリッドラックトランスファースイッチは、電気機械式リレーとシリコン制御整流子(SCR)を組み合わせて、抜群の性能と信頼性を実現しています。
SCRが実現する給電切り替え時間4~8ミリ秒という速さにより、停電や電力変動に左右されずに機器が継続して稼働します。
業界の草分け的存在であるラック切り替えスイッチに、インレットのサージ保護、フィールドで交換可能なヒューズのショートサーキットプロテクション、冗長内部電源、二重化コントローラーを装備しました。
ユーザーが定義するしきい値とアラートで、電圧と周波数をリアルタイムにリモート電源品質監視します。直近切り替え時のAC波形と電源負荷の計測も可能です。
ブレーカーのトリップを避け、潜在的なキャパシティを明らかにし、リソースを効率よく使用するために、インレット単位、アウトレット単位、ブランチサーキットレベルで電力利用を監視します。
権限のないアクセスを防ぎ、適切なプロビジョニングを保証し、ブレーカーのトリップを避けるため、ハングアップしたサーバーをリブートしたり、アウトレットの電源をオフにした状態を保ったりします。
内蔵センサーが電源供給の異常を検知し、4~8ミリ秒で1つの電源から別の電源にブレークビフォアメークによる電源切り替えを行います。
単一障害点となる1つの双投リレーの代わりに2つの単投リレーを用いて、電源位相を問わず信頼性のある切り替えをサポートします。
リレー接点の間隔を3.3ミリで設定し(一般的な切り替えスイッチリレーでは0.6ミリ)電力サージによるアーク放電を防止。
センサーポートはオプションのプラグアンドプレイ方式の環境センサーに対応しており、重要な環境情報を監視できます。
前面と背面にUSBポートを標準装備しており、Wi-Fiネットワーク接続、カスケード接続、Webカメラ、クイックセットアップ、タブレットからのアクセスと制御をサポートします。
メール、syslog経由でしきい値アラートやステータス更新を受信できます。直観的なGUI、SNMP、Modbus、TCP/IP、JSON-RPC(スクリプト作成)、IPv4/IPv6を利用できます。
情報に基づいてキャパシティプランニングを策定し、電力リソースを有効活用し、機器の稼働を停止させる可能性のある電源変動を監視できるようにします。
動作温度60°C(UL認証)、相対湿度85%の環境まで対応可能です。
ラリタンのPower IQ® DCIMモニタリングソフトウェアとシームレスに統合して、データセンターの電力インフラを効果的に管理します。