ラリタンのインテリジェントPDU(iPDU)では、単一またはグループ単位のPDU電源を各アウトレット単位まで制御することができます。ベーシックPDUとは違い、実際に施設へ行く必要がありません。手動またはプログラムでインテリジェントPDUのオンオフを切り替えることができます。PDUのリモート電源オンオフ機能には、データセンターや組織にとっていくつか重要な利点があります。
本番環境では、サーバーやネットワークスイッチが常に起動していなければなりません。定期メンテナンスではない限り、電源がオフになることは稀です。しかしラボやテスト環境では、全サーバーの電源を常時オンにする必要はほとんどありません。PDUのリモート電源制御を使えば、サーバーや機器が必要ないときに電源をオフにするだけで、次回の光熱費が大幅に節約できます。電源のオフは、担当者によって手動で行うことも事前に設定した間隔でプログラムによって行うこともできます。
データセンターの運用法にもよりますが、不正アクセスの防止、適切なプロビジョニングの実施、サーキットブレーカーのトリップ回避のために、アウトレットのスイッチをオフにしておくことが賢明な場合があります。驚くことに、リモート電源制御を使えば、ハングアップしたサーバーの再起動や新規デバイス用のアウトレットのプロビジョニングが、施設に入室することなく行えるのです。これにより運用効率が上がり、大幅なコスト削減が実現します。
高度なアウトレットシーケンス機能により、単一アウトレットまたはアウトレットグループに接続した機器へ設定した順序で電源供給することができるため、突入電流によるサーキットブレーカーのトリップを最小限に抑えることができます。機器の多い回路やラックへの電源供給時の稼働時間を最大化することができるため、複数のラック、通路、設備全体に影響を及ぼすカスケード故障が防止されます。
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