インテリジェント配電ユニット(PDU)

インテリジェント配電ユニット(PDU)

ラックPDUの導入とライフサイクル管理が簡単に  

あなたは何十台もの新規のPDUをセットアップしようとしています。しかし、急に気が重くなってしまいました。一台ずつセットアップしていくことを考えると恐ろしくなります。セットアップした後も、PDUのデータを建物や電源の管理ソフトウェア群へ統合するという課題があるのです。

しかし、PX インテリジェントPDUなら心配は無用です。このインテリジェントPDUには、1人でも1日かからずに数百台ものPDUをセットアップできてしまう素晴らしい方法が2つ用意されています。

すべての機能にプログラム経由でアクセスすることができます。これによりサードパーティ製ソリューションと統合しやすく、単一の画面からすべて簡単に管理することができます。

ラックPDUの大量導入とJSON RPCのスクリプトを説明したこちらのウォークスルー動画をご覧ください。その速さ、シンプルさ、容易さをご確認ください。  


動画の主なセクションは以下の通りです。

  • USBとTFTPサーバーを使用した大量導入[0:06-2:41]
  • JSON RPCスクリプトコマンド(リモートでのアウトレット切り替えなど)[2:42-8:46]

usb-rack-pdu-deployment-example

設定のクローニング:USBフラッシュドライブによるセットアップ

1つめのセットアップ方法はUSBによるもので、これはラリタン製品にしかない方法です。必要な手順は、USBフラッシュドライブに設定を記載したファイルをアップロードするだけです。

IPアドレスの設定、時間設定の変更、ユニーク名の設定、SNMPの起動などに使用することができます。この手順全体で30秒かかりません。

複数のUSBスティックを使用すれば、1人で半日のうちに数百台ものラックPDUをセットアップすることもできます。この方法は、ネットワークが利用できない場合のPDUの導入に最適です。
 


tftp-setup-rack-PDU-configuration-example

ゼロタッチ設定:TFTPサーバーセットアップ

TFTPサーバーセットアップは、ネットワークを使用した従来式の方法です。DHCP/PXEがPDUを安全な方法で認識して起動し、ラックPDUのIPアドレスを特定します。それからTFTPサーバーが望み通りの設定をPDUに送信します。

この方法を使うには、以下のすべての条件が揃う必要があります。

  1. DHCPサーバーが導入済みである
  2. PDUのサブネット/VLANが展開かつルーティング済みである
  3. イーサネットの各パッチケーブルが配置済みで稼働している
  4. (アウトオブバンドのネットワークスイッチ上にある)各イーサネットポートがプロビジョニング済みである

最初の方法よりも準備作業は多くなりますが、この方法でも数百台ものPDUをほぼ一度にセットアップすることができます。


json-rpc-rack-pdu-setup-example

JSON PRCを使用したラックマウントPDUのライフサイクル管理

PX PDUは、完全なソフトウェア開発キット(SDK)とオープンAPIをサポートしています。Web GUI経由でできること(パワーサイクル、電源、オンデマンドの環境データなど)なら何でも、JSON RPCのスクリプトでも実現可能です。そのため、商業用や内製のDCIMやBMSスイートなど、サードパーティ製ソフトウェアからPDUを管理することができます。

JSON RPCは、Python、Perl、JavaScriptといった主要なコーディング言語をPCU機能にバインディングするシンプルなプロトコルです。PDUの寿命が尽きるまで、JSON RPCのスクリプトを使って、PDUのファームウェア更新、設定のバックアップや復元、アプリケーションのニーズに合わせた機能追加を行うことができます。

アウトレットのパワーサイクル、電源や環境データの取得、しきい値やアラーム設定の制御など、多数のことを実現可能です。特に、このSDKにはカスタマイズ可能なバインディングが事前統合されています。そして行き詰まった場合は、ラリタンのサポートチームが支援いたします。

インテリジェントラックPDU
PXについて詳しく知る

 
USBによる大量導入事例

ある顧客が、次の2段階に分けてラックマウントPDUを導入しました。

ステージ1

各デバイスに接続し、CLI経由での設定が必要。技術者4名、16時間、シリアル管理ポート/CLI経由のPDU200台で、コストは1,600米ドル。

ステージ2

CLIの代わりにUSBによる大量導入を採用。技術者2名、2時間、PDU200台で、コストはたったの200米ドル。コスト削減率は87.5%でした!


JSON RPCの事例
cisco-rack-pdu-case-study

CiscoはJavaとJSON RPCスクリプトを使用し、時間指定でPDUアウトレットをオンにするようスケジュール設定しています。これにより、特定のノードのシステムテストを行うことができます。

大手多国籍テック企業

PERLおよびTFTPサーバーと一緒にJSON RPCを使用し、出力、消費電力、平均負荷データを1日に数回取得しています。この実用的な情報は、社内のメンテナンス用ソフトウェアで使用されています。

大手ソーシャルネットワーキング企業

PythonとJSON RPCを使用し、社内のDCIMソリューションで、力率、ゴーストサーバー、余剰容量に関するレポートを作成しています。

 


 

 

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